ロレックス エアキング(ROLEX Air-King)Ref.116900

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エクスプローラーを買うつもりだった。私がエアキングに一目惚れした日

「一生使える時計が欲しい」
そう思っていた頃、私が欲しかったのはロレックスのエクスプローラーでした。
シンプルで、派手すぎない。
仕事でも自然に使えて、歳を重ねてもずっと付き合っていける。
どうせ買うなら、そんな時計がいい。
そんなことを考えながら、会社帰りに時々立ち寄っていたのが、新宿の小田急百貨店にあったロレックスでした。

当時は、今ほどロレックスを買うのが難しい時代ではありません。
定期的にお店へ通っていれば、人気モデルにも今よりは出会いやすかったのではないかと思います。
とはいえ、私はそこまで熱心に通っていたわけではありません。
会社からの帰宅途中、時間があるときに、
「エクスプローラー、あるかな?」
くらいの気持ちで、何度かお店を覗いていた程度でした。

その日のことは、今でも覚えている

実は、購入した正確な日付は覚えていません。
後になってロレックスのギャランティカードを見返して、
「2019年12月18日だったんだ」
と分かりました。

面白いもので、日付は覚えていなくても、その日のことは今でも覚えています。
店内には、ほかのお客さんがいませんでした。
そして、対応してくださったロレックスの店員さんが、とても丁寧な方だったこと。

静かな店内で、急かされるような感じもなく、ゆっくりと話をしてくれました。
その日の空気感まで、なんとなく記憶に残っています。
もちろん、私が探していたのはロレックスのエクスプローラー。

ロレックスの店員さんに尋ねると、
「エクスプローラーはないですね」
ということでした。
「ああ、やっぱりないか……」
そんな感じで、半ば諦めかけたところでした。

すると店員さんが、
「エクスプローラーはないのですが、おすすめがあります」
というような感じで、店の奥から時計を出してきてくれました。
それが、ロレックス エアキング(ROLEX Air-King)でした。
正直、最初は、「エクスプローラーじゃないんだよな……」
と思いました(笑)。

でも、せっかく店員さんがわざわざ奥から出してくれた時計です。

そして、「試着してみますか?」
と勧めていただき、腕に乗せてみることにしました。

これが、すべての始まりでした。
腕に乗せた瞬間、
「あれ? これ、いいな」
となりました。

時計は、写真やショーケース越しに見るのと、実際に腕に着けてみるのとでは、やっぱり違います。

ロレックス エアキング(ROLEX Air-King)に惹かれた理由

まず気に入ったのがサイズ。
エアキングは40mm。
当時欲しかったエクスプローラーと同じサイズ感です。

大きすぎず、小さすぎない。
腕に乗せたときのバランスが、自分にはちょうど良かった。

そして、もうひとつ気に入ったのが文字盤です。
黒文字盤の中に、ロレックスらしいグリーンがちょっとだけ入っている。
この「ちょっとだけ」が良かった。

グリーンが全面に出ているわけではないので、仕事でスーツを着ていても派手すぎない。
普通の黒文字盤とも少し違う。
でも、よく見ると、
「ちゃんとロレックスらしい」
という遊び心がある。
この感じが、ものすごく気に入りました。

ちなみに、当時の定価は

ここで、レシート画像があったので当時の価格も記録しておきたいと思います。
2019年12月当時、エアキング Ref.116900の定価は654,500円(税込)。
私が最初に欲しかったエクスプローラー Ref.214270は687,500円(税込)でした。
その差は33,000円。(調べた限り恐らくになりますが…)
今の価格を知っていると、なんとも懐かしい金額です。

ただ、そのときの私は将来の価格なんて知る由もありません。
価格以上に、
「これ、かなり好きかも……」
という気持ちのほうが大きくなっていました。

エクスプローラーを買いに来たはずなのに

ここからが問題です。
私はエクスプローラーを探しに来ていました。
ところが、腕に乗っているのはエアキング。

しかも、
「こっち、かなりいいな……」
と思い始めている。
人間というのは不思議なものです。

さっきまで、
「エクスプローラーが欲しい」
と思っていたのに、試着してみたら、
「エアキングもいいじゃん」
となってしまう。

そして最終的には、
「これ、ください」
となりました。
……早い(笑)。

今思えば、完全な一目惚れです。
欲しいものを探しに行ったのに、予定とは違うものを連れて帰ってくる。
買い物あるあるなのかもしれません。

私にとって、ちょうどいいロレックス

購入したのは、ロレックス エアキング(ROLEX Air-King) Ref.116900。

それから何年も経ちましたが、今でもこの時計は気に入っています。
仕事でも使える。
休日にも使える。
旅行にも連れていける。
黒文字盤なので服装を選びにくく、そこにグリーンが少し入ることで、ほどよく個性もある。
そして40mmというサイズ感も、自分にはちょうどいい。

何より、
「ロレックスを着けています!」
と大声で主張してこないところが好きです。
でも、分かる人には分かる。
このくらいの距離感が、自分にはちょうど良かったのだと思います。

ギャランティカードを見て、もう一度思い出した

今回、久しぶりにギャランティカードを取り出してみました。
そこには、
Model 116900
と記されています。
そして、購入日を確認して、
「2019年12月18日だったのか」
と、あらためて思いました。

購入した日のことを、日付まで覚えていたわけではありません。
でも、
静かな店内。
ほかにお客さんがいなかったこと。
丁寧に接客してくれた店員さん。
「エクスプローラーはないけれど、おすすめがあります」と奥から出してくれたエアキング。

そして、腕に着けた瞬間の、
「あれ? これ、いいな」
という感覚。
そんな記憶は、今でも残っています。

もしあの日、店員さんがエアキングを出してくれなかったら。
もし私が、
「いや、エクスプローラーを探しているので……」
と断っていたら。
この時計との出会いはありませんでした。

そう考えると、あの日の店員さんには今でも感謝しています。
「あのとき、エアキングを勧めてくれてありがとうございました」
と。

欲しかったのはエクスプローラー。でも、選んだのはエアキング

時計は、時間を見るための道具。
でも、一生使おうと思って選んだ時計は、それだけではないのかもしれません。
その時計を見るたびに、
「あの頃、自分はこんなことを考えていたな」
とか、
「この時計を買ったとき、こんなことがあったな」
とか。
時計と一緒に、そのときの自分の時間まで残っていきます。

欲しかったのはエクスプローラー。
でも、私が選んだのはエアキング。
予定とは違ったけれど、結果的には、この一本が私にとっての「一生もの」との出会いになりました。
そして今も腕を見ると、ちょっと嬉しくなる。

……まあ、時計を見るたびにニヤニヤしている50代のおじさんを、周りがどう思っているかは分かりません(笑)。
でも、それも含めて。
2019年のあの日、エクスプローラーを買うつもりだったのに、エアキングに出会えて本当に良かったと思っています。

人生、予定通りにはいきません。

※こんなものも出てきたので記録として、購入時にご説明いただいた「ご愛用の手引き」

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