Fire-King Jadeite Extra Heavy Mug

Fire-King

ファイヤーキング ジェダイ エキストラヘビーマグ

業務用の無骨さがたまらない

Fire-King(ファイヤーキング)の中でも、個人的に好きなのが「レストランウェア」シリーズ。その名のとおり、レストランやダイナー、ホテルなどで使われていた業務用の食器です。

今回紹介するのは、その中でも存在感のある、Fire-King Jadeite Extra Heavy(ジェダイ・エキストラヘビー)です。
名前からして、すでに丈夫そう。
そして実物も、その期待を裏切りません。業務用ならではの「分厚さ」
エキストラヘビーの魅力は、なんといってもこの厚み。
一般的なFire-Kingのマグと比べても、かなりしっかりしたつくりになっています。

手に持ったときにも、「これ、マグカップというより小さな食器だな」と思うくらいの存在感があります。
レストランやダイナーなどで毎日のように使われることを考えれば、この頑丈さにも納得。
多少ぶつけたくらいでは簡単にはへこたれない。業務用として作られた道具には、家庭用とはまた違った魅力があります。

ただし、ひとつだけ。ちょっと重い。
いや、「ちょっと」ではないかもしれません。

コーヒーをたっぷり入れると、飲み物+マグでそれなりの重量になります。
朝イチでまだ完全に目が覚めていないときには、
「今日はずいぶん本気のマグだな……」と思うこともあります。
でも、その重さも含めてエキストラヘビー。
軽さを求める人には向きませんが、このズッシリ感が好きな人にはたまらないマグです。

ヴィンテージ品なので、「全部同じじゃない」ところも楽しみのひとつ。
新品のように完璧に揃っている必要はありません。
むしろ、少し違うくらいが面白い。

Fire-Kingのヴィンテージ品を見ていると、この刻印を見るだけでもちょっと楽しくなります。
製造年代やシリーズによって刻印が違うので、「これはいつ頃のものなんだろう?」と調べ始める。
そして、気がつくとコーヒーを飲む時間より、Fire-Kingを調べている時間のほうが長くなっている。
ヴィンテージあるあるです。

ヴィンテージだけど、普通に使う

Fire-Kingを集め始めると、「これは貴重だから飾っておこう」となりがちです。
もちろん、コレクションとして眺めるのも楽しい。

でも、個人的には実際に使ってこそ道具だと思っています。
コーヒーを入れて、いつもの朝に使う。

それだけ。特別なことをするわけではありません。
むしろ、1950年代に作られたマグが、何十年も経った今も普通にコーヒーを飲むために使える。

この感じが好きです。
少しくらいの傷も、それはそれ
ヴィンテージ品なので、もちろん新品ではありません。

多少のスクラッチや、経年によるスレなどがあります。
でも、それも含めてヴィンテージ。

新品のようにピカピカで傷ひとつないものを求めるなら、そもそもヴィンテージを選ばなくてもいい。
多少の傷があっても、ツヤが残っていて、全体としていい雰囲気なら、それで十分。
むしろ、「このマグ、何十年使われてきたんだろう」
と思うと、その傷さえ少し愛着が湧いてきます。

■刻印:OVEN Fire-King WARE
■製造年代:1950年代
■希少価値:★★★★☆
■参考価格:¥14,000〜

1950年代に作られたものを、今の生活で使う。
そう考えると、なかなか贅沢なことです。

Fire-Kingには、かわいらしいデザインのものもたくさんあります。
その中でもエキストラヘビーは、少し無骨。
分厚くて、重くて、丈夫。
この三拍子です。

そして、最後の「重い」は、メリットなのかデメリットなのか……。
まあ、そこは人それぞれ。
個人的には、「重いけど、それがいい」という結論です。

レストランでガンガン使われるために作られたマグだからこその、道具感があります。
飾っておきたくなるヴィンテージなのに、「いや、普通に使うけどね」と言えるところも好きです。

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