月兎印のスリムポット|コーヒーを淹れる道具は、見た目も大事

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コーヒーを淹れる道具が増えてくると、だんだん「これ、本当に必要だった?」というものも出てきます。
まあ、コーヒー好きにはよくある話です。

ミルを買い、ドリッパーを買い、ケトルを買い……。
気がつけば、コーヒーを飲むために、コーヒーよりたくさんの道具を使っている。
そんな我が家のコーヒー道具のひとつが、月兎印のスリムポットです。

月兎印(つきうさぎじるし)
サイズ:W19.5×D9.5×H16cm
容量:0.7L
素材:琺瑯用鋼板

見た目からして、ちょっといい

月兎印のスリムポットは、琺瑯(ほうろう)製のコーヒーポット。
細く伸びた注ぎ口と、丸みのある本体。
そして、ちょっとレトロな雰囲気。

最新の家電のような「機能がすごいです!」という感じではありません。
むしろ、「昔からここにいますけど、何か?」
という顔をしています。
この感じが、なんともいい。

月兎印のスリムポットは、1970年代初頭から続くデザインで、現在も0.7Lと1.2Lの2サイズがあります。製造は野田琺瑯。琺瑯ならではの質感と、細い注ぎ口が特徴です。
コーヒーを淹れるには、ちょうどいい

もちろん、見た目だけで買ったわけではありません。
細い注ぎ口からお湯を少しずつ出せるので、ハンドドリップとの相性がいい。
狙ったところに、狙った量のお湯を落としやすい。

……と書くと、ものすごく繊細にコーヒーを淹れているようですが、実際はそこまで神経質ではありません。
私の場合、「このくらいかな」です。

温度計もほとんど使わず、最近はかなり感覚頼り。

せっかく道具を揃えているのに、最後は自分の感覚。
コーヒーって、そういうところも面白いんですよね。

直火にかけられるのもいい

月兎印のスリムポットは直火に対応しています。
つまり、水を入れて火にかける。
お湯が沸いたら、そのままドリップ。

ポットを持ち替える必要がありません。

コーヒーを淹れるために、わざわざ別のケトルでお湯を沸かして、ポットに移して……という手間が少ない。

このシンプルさがいい。
ちなみにIHには対応していません。

我が家ではそこが問題になることもなく、今のところ普通に使っています。

琺瑯だからこその、この雰囲気
月兎印の魅力は、やっぱり琺瑯の質感だと思います。
金属の道具なのに、どこか柔らかい。

ステンレスのポットとは違って、少し温かみがあります。

そして、キッチンに置いてあるだけでも絵になる。
これ、けっこう重要です。

道具というのは、使わないときにも目に入ります。
だから私は、性能だけでなく、
「そこに置いておきたくなるか」
も結構大事にしています。

月兎印は、その条件をしっかりクリアしています。
ただし、ちょっと気を遣うところもある
琺瑯なので、落としたり強くぶつけたりすると表面が欠けることがあります。
金属たわしや研磨剤も避けたほうがいい。
そして空焚きもNG。

まあ、どれも普通に使っていれば、それほど難しいことではありません。

「雑に扱っても大丈夫な道具」ではなく、
「普通に大事に使えば、長く付き合える道具」
という感じです。

このあたりも、私の「長く使えるものを選びたい」という考えには合っています。

いろいろ買ったけれど、結局こういうものが残る。
コーヒー器具は、新しいものが次々と出てきます。

便利なものもあれば、デザインのいいものもある。
もちろん、私も気になります。
でも、最終的に長く使うのは、意外とこういうシンプルな道具だったりします。

月兎印のスリムポットも、特別な機能があるわけではありません。

お湯を沸かして、注ぐ。
基本的には、それだけ。
でも、その「それだけ」がちゃんと気持ちいい。

そして、何年使っても古く感じない。
そういう道具が、私は好きです。

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