CHEMEX 3カップ|急いでいる日は、たぶん出番がありません

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コーヒーを淹れる道具はいくつか持っていますが、その中でもCHEMEXは、ちょっと特別な存在です。
ただし、毎日使っているわけではありません。
むしろ、朝の時間がない日にCHEMEXを選ぶことは、ほとんどありません。

「今日は時間がないから、サッと淹れよう」
そんな日にCHEMEXを出すと、なぜか自分で自分を忙しくしている気がします(笑)。

私が使っているのは、CHEMEXの「3カップ」。
クラシックシリーズの中では一番小さいサイズで、容量は15オンス(約473ml)。高さは約21cm、直径約7.6cmのコンパクトなサイズです。型番はCM-1C。

ちなみに、CHEMEXの「1カップ」は日本でいう一般的なコーヒーカップ1杯ではありません。
CHEMEXでは1カップを5オンス(約148ml)として計算しています。

つまり「3カップ」といっても、たっぷり3人分というより、夫婦でゆっくり飲むのにちょうどいいくらい

我が家では、このくらいのサイズ感がちょうどいいと思っています。

なんといっても、この形

CHEMEXといえば、この独特の砂時計のような形。
コーヒーを淹れる道具なのに、どこかオブジェのような雰囲気があります。

本体は高品質なホウケイ酸ガラスで作られていて、ガラスそのものの透明感も魅力。
そこに木製のカラーと革ひもが組み合わされています。木製カラーはデザインだけでなく、中央部分を持つためのハンドルの役割もしています。

コーヒーを淹れていないときでも、キッチンに置いてあるだけで絵になる。
こういうところに弱いんですよね。

「実用性だけで選んでください」と言われたら、たぶん困ります(笑)。

専用フィルターもCHEMEXの特徴

CHEMEXには専用の「Bonded Filters」を使います。
3カップにはFP-2、FP-2Nというフィルターが対応しています。フィルターは通常のペーパーフィルターとは少し違い、厚みのある専用設計。

公式では、コーヒーの油分や苦味、酸味、微細な沈殿物などを取り除き、すっきりした味わいに仕上げることを特徴として紹介しています。
フィルターをセットして、コーヒーを入れて、お湯を注ぐ。
やっていること自体はシンプルです。

ただ、この「専用フィルターを使う」というところも含めて、CHEMEXでコーヒーを淹れている感じがします。

だから、急いでいる日は出番がない
私の場合、普段使っているのはComandanteやORIGAMI、HARIO V60など。
それぞれ、その日の気分や時間に合わせて使い分けています。
その中でCHEMEXは、どうしても出番が少なめ。

理由は簡単です。
急いでいる日に使う道具ではないから。

平日の朝、「あと10分しかない!」
という状況でCHEMEXを出すと、コーヒーを楽しむどころか、ただの時間との戦いになります(笑)。

CHEMEXは、時間に余裕があるときに使いたい。

妻とゆっくり過ごす日に

CHEMEXを使うのは、妻とゆっくりコーヒーを飲めるような休日。
豆を挽いて、フィルターをセットして、お湯を注ぐ。

コーヒーが落ちていく様子を眺めながら、少し待つ。
そして、できあがったコーヒーを二人で飲む。

たったそれだけですが、普段より少しだけ時間がゆっくり流れる気がします。
便利さだけを考えれば、もっと出番の多いドリッパーはいくらでもあります。
それでもCHEMEXを持っているのは、コーヒーを淹れる時間そのものを楽しめるからなのだと思います。

それでもCHEMEXを持っているのは、コーヒーを淹れる時間そのものを楽しめるからなのだと思います。

毎日使わないからこそ、いい

私の「長く使えるものを選ぶ」という基準からすると、CHEMEXは少し変わった存在かもしれません。

毎日使うわけではない。便利だから買ったわけでもない。
でも、休日に出してくるとちょっと嬉しい。そんな道具です。
急いでいる日は、たぶん出番がありません。
でも、急がなくていい日に出してくると、いつものコーヒーが少しだけ特別になる。
そんなところが、CHEMEXの気に入っているところ。

毎日使うものだけが「いい道具」ではない。

たまに使うことで、いつもの時間を少し豊かにしてくれる。
私にとってCHEMEX 3カップは、そんな一品です。

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